おしゃれには欠かせないピアス

はじめは、両耳に一つずつ穴をあけました。
初めてということもあり少し不安もあったので、病院に行ってあけることにしました。

私は、少しぶら下がった感じのあるデザインのピアスをつけたいと思っていました。
それを看護婦さんに伝えると、少し下の方に穴をあけた方が良いことを教えてくれました。
その看護婦さんも初めて穴をあけるとき、私と同じようなことを考えていたそうです。
ところが上の方に穴をあけてしまったため、ぶら下がるデザインのものなのに短いものだと揺れなくなってしまったそうです。
そんなアドバイスもあって、少し下の方に穴をあけてもらい、今ではかなりたくさんのピアスを集めておしゃれを楽しんでいます。
初めての病院でしたが、看護婦さんがこうして声をかけてくれたのでとてもリラックスしてお願いすることができました。

ピアスの穴をあけるときは、夏場をさけた方が良いと言います。
夏の暑さで、穴をあけた部分が膿んでしまうことが非常に多いそうです。
ピアスの穴と言っても、体からしたら傷を付けているのと同じですから自然治癒力が働くのです。
それぞれの肌にもよるのかもしれませんが、しっかり穴があかなかったという人も多いようです。
私の友人は、冬場にあけたにも関わらず膿んでしまい結局今は穴が閉じてしまったそうです。
病院でお金をかけてあけたとしても、このように閉じてしまうのでは全く意味がなくなってしまいますよね。
穴をあけてすぐは、消毒等のケアは非常にめんどくさいのですが穴が閉じてしまうことを考えると、毎日のケアは大変でも怠らないことをお勧めします。

赤シンプルだけどお洒落感のあるデザイン

実はまだピアスの穴をあけていなかったので、大人になれよ、と言われているようなちょっと複雑な気持ちになりました。

二十歳のときに付き合ってた年上の彼に、サプライズプレゼントでピアスをもらいました。
誕生石のルビーのピアスでした。
大好きな彼だったし、二十歳のの記念だし、なんだか大人として扱ってもらえたようでとてもうれしかった反面、実はまだピアスの穴をあけていなかったので、大人になれよ、と言われているようなちょっと複雑な気持ちになりました。
それでも、とにかく、そのピアスをつけるべく、まずは穴をあけなくちゃ、と思ったのはいいものの、なかなか勇気が必要であけることができず、とりあえず、飾っておき、クリスマスまでにはこのピアスをして、おしゃれしてデートするぞ!と毎日眺めていました。
彼もつけるのを楽しみにしてくれていましたが、厳しい両親のこともわかっていたので、待っていてくれました。

耳のおしゃれ

ところが、残念ながら、やはりあの頃の半年は長かった。
クリスマス前に別れることになり、結局、ピアスの穴をあけることなく、でも、なんとなく、捨てられずに引出しの中に放置されることになりました。
それから、他の人ともつきあったりわかれたり、大学を卒業するときもそれまでの付き合いを清算して実家に戻ることに決めた頃、なんだか身軽になって、新しい世界を楽しみにしていたのですが、ふとしたきっかけであのピアスをくれた彼と再会。
お互い、進路は変更することはなかったものの、そのまま、遠距離友達のような感じが続き、続き、なぜか今は旦那様。
そして、あの時のピアスは、結婚式でようやくつけることができました。
あのとき涙と一緒に投げ捨てなくてよかった。